
行方Power Station ─ DCリンク蓄電池システム設置型太陽光発電設備

Overview
蓄電システムの導入でより効率的に
2016年3月完成の行方PSは、2度にわたる太陽光パネルの増設工事によりDC出力を1,200kWから1,800kWへと拡大、あわせて蓄電システムを導入することでより多くの発電が効率良くできるようになりました。
PCSのピークカット機能によって捨てられる電力(実際には発電が抑えられる)を蓄電池にいったん貯留し、夜間に放電(送電)するDC蓄電システムは、発電ロスを減らすだけでなく太陽光からつくる不安定な電源をより安定的な電源に変える技術としても注目を集めるいっぽう、コスト高やシステム構築の手間などから行方PSクラスの発電設備では殆ど採用例が無いのが実情。
BLD Power Stationでは構想段階から1年以上をかけて認可を取得、この度の運用開始に漕ぎ着けました。将来的には電気自動車などの普及によってコストダウンが進むと目される蓄電システムは、FITに頼らない次代の再エネ事業での活躍も期待されています。
Data
行方Power Station ─ DCリンク蓄電池システム設置型太陽光発電設備
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所在地
茨城県行方市玉造
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運転開始日
2016年3月23日
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出力
1,825.3kW
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年間発電電力量(Co2排出削減量)
1,918,009kWh(1,023t)
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事業主体
BLD Power Stations 株式会社 (BLD Power Stations Inc.)
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電力販売先
東京電力
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協力金融機関
福岡銀行(京葉銀行)
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発電モジュール
JINKO SOLAR 多結晶
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DCリンク蓄電池システム
システム・ユニット製作 ニチコン 蓄電池 678.4kWh LG化学
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インバーター
東芝三菱電機産業システム