今ある資源を循環させた結婚式場業(BLD WEDDINGS)と発電事業(BLD Power Stations)を展開するBLDグループホールディングス株式会社

オーシャン&リゾート マリゾン

ウエディングアイランド マリゾン

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Project
Renovates the 3rd-sector facility
第三セクターではなし得なかった業態特化型の事業プラン。
立地特性を活かしたリノベーション

立地特性を活かした結婚式場へのリノベーション。前オーナー運営時の年間売上高4億円から16.5億円の結婚式場へとバリューアップし、結婚式場の口コミサイトでは九州・沖縄エリアで第1位に選ばれるなど名実ともに高い評価を受けている。

Before

以前の様子日本初のウォーターフロント「マリゾン」は、アジア・太平洋博覧会を機に第三セクターにより1990年に営業を開始。
教会ブライダル、飲食レストラン、アミューズメント、衣料、スポーツなどの複合型商業施設として、当時は「21世紀に伝えたい福岡の宝物No.1」にも輝いたウォーターフロント施設だったが、それぞれが連動したシナジー効果を生み出すことができず、営業不振となり経営が悪化、時代の変遷とともに施設のデザインやオペレーションはニーズとは大きく掛け離れたものとなっており、建物の老朽化も目立っていた。2004年3月には特別清算が決定した。

Value up

2003年7月、第三セクター及び関連婚礼業者から事業再生の相談を受ける。第三セクターから再生事業の基本的な考えとして提示されたものは、天候等に左右されない目的来店性の高い事業への業態転換。両社間で婚礼特化型施設にリノベーションすることで合意し運営権を当社が取得した。
複合型商業施設をウエディング施設へと変更し、さらに海の上という立地特性を活かした結婚式場へと大規模なリノベーションを実施。
スタッフの営業、商品、サービス面でも強化を図り、年間挙式数400組以上と人気挙式会場となった。

デザイン/リノベーション

海の上の結婚式場という最大の立地特性を活かせるようリノベーションのコンセプトは「ロマネスク様式からモダンまで、時代・様式など様々なものが融合するウエディングのためだけの夢の島」とした。

建物は開放的な立地特性にマッチするよう、フランス北西部の世界遺産「モンサンミッシェル」をデザインのベースとし、独立型チャペルは、約200年以上の間イギリス・リバプールの教会で使用されていた高さ15メートルのステンドグラスを用いた。
バージンロードの長さは30メートル、天井高は20メートルを確保し、着席収容人数150名を収容する大聖堂となった。

また、海側に面した披露宴会場には大きな開口部を3面設けることで「270°オーシャンビュー」というアピールポイントを確立させた。他にも屋外テラスやプールを併設した会場を設けるなど、利用者の細かなニーズに応えられるよう4会場それぞれに個性の違いを強調させた。

一方で施設のリノベーションと共に耐震補強工事も実施。2005年3月の福岡西方沖地震の際には施設の倒壊は回避され、リノベーションによる耐震強度を実証した。

サービス/ウェディング

第三セクター帰属社員は希望者のみBLDで再雇用し、ブライダルコーディネーターの定期研修は、自社での研修の他、外部研修サービスも取り入れ、ホスピタリティ面と商品提案力などのスキル面を強化。
スタッフ一人当たりの営業成績は、高い生産性を実現した。

美容、エステ、衣装、フラワーなど多様なニーズにも常に対応しており、それらの部門を施設内に設けるなど、顧客満足度の高いサービスを維持している。

また、福岡の美術館、市内中心部の商業施設とも連携してチャリティーや文化支援活動にも力を入れるなど、地域社会にも貢献している。

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DATA

  • 営業開始:2004年5月
  • 挙式会場:独立型チャペル(150名)、海の見えるチャペル「sea view」(96名)
  • 披露宴会場:3会場
    GRANDE VUE -グランビュー-(会場規模180名)、RIPPLE -リップル-(会場規模110名)、SUNS&GRACE -サンズ&グレイス-(会場規模110名)
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